【2代目3代目社長の悩み】 なぜあの社員は伸びないのか?

 

こんにちは。涌田義信です。

突然ですが、ある青年のお話があります。

 

彼は、入社して10年目の働き盛りのサラリーマンです。

入社当初から仕事には真面目に取り組み、付き合いもそこそこ良い。

仕事の評価も概ね悪くない。

 

しかし、ある時から一向に仕事への取り組みや、成績の

「成長」が止まってしまっている。

 

彼ならもっと高い目標をクリアできるはずなのに、最低限の仕事か、

それよりも少し高いくらいの成績を行ったり来たりしている。

上司や先輩の指示やアドバイスには素直に従い、卒なくこなす。

 

彼は、管理職のポストには興味がないらしい。

もちろん、会社が彼にポストを与えれば、それも卒なくこなすだろう。

しかし、彼が管理職になった時に会社は成長するだろうか?

 

なぜ彼はいつも受け身なのか?

成長意欲や、向上心がないわけではないだろうが、薄い。

能力はあるはずなのに、非常にもったいない・・・

 

いかがですか?あなたの会社にこういう社員はいませんか?

なぜ彼は、より高いレベルを求めないのでしょうか?

実は、世間が思っている頑張らない社員へのイメージには

ある大きな違いがあります。

 

なぜあの社員は伸びないのか?

 

今の新卒社員などの若い世代は、「悟り世代」と言われています。

一昔前の「ゆとり世代」とは違い、悟り世代には、

夢や欲がない

そうです。

もっと特徴を上げれば

  • リスクを嫌う(堅実思考)
  • 夢がない
  • 恋愛に興味がない

などがあるようです。

全て当てはまる人はそうそういないでしょうが、

 

「悟り」という名前からも欲がないことは、なんとなくイメージがつきますよね?

また、悟り世代でなくても「ほどほどに頑張るけども欲がない」サラリーマンは

非常に多いと思います。

 

なぜ彼らには欲がないのか?~世間の誤解~

 

そもそも「欲」とはどこから生まれるのでしょうか?

世間一般の悟り世代や今の若い世代へのイメージの共通点として

 

夢がない

 

ということが挙げられます。

 

金持ちになりたい。

有名になりたい。

人から尊敬されたい。

など、具体的でなくても、

「自分のなりたい姿というものがない」

ということです。

 

言うなれば、

“人生のゴール”というものがない状態です。

 

夢がないから、欲がない。

欲がないから頑張らない。

 

じゃあ、夢を持てばもっと頑張れるんじゃないか!?

と考えて、若者や、夢のない人々に向けて

必死に夢を持つことの素晴らしさを語る人も多くいます。

 

もちろん、夢を持つことは素晴らしいことですし、その素晴らしさを伝えることも

本当に尊いことです。

しかし僕は、今の悟り世代をはじめとする「頑張らない人」が

なぜ頑張れないのか?という原因は別にあると思っています。

 

不満を感じないことが成長意欲のない生き方を作る。

 

なぜ悟り世代は、自らを悟っているのか?つまり、成長意欲が薄いのか?

 

僕はその原因が”不満のない人生”にあると思っています。

 

今の若い世代は、普通の家庭であれば、

食べ物に困る

生活に困る

ということがありません。

 

もちろん、贅沢か質素かという違いはあるでしょうが、

基本的には、いわゆる「普通」の人生を歩んできています。

 

3食のご飯を食べ、学校に通い、友人と遊び、

休日には家族と過ごしたり、好きなことをする。

そして、親からは「真面目に暮らせば、不自由のない生活が送れる。」

と言われて育ってきました。

そんな彼らの人生のゴールは”不自由のない生活”なのです。

 

いわば、学校を卒業して就職した時点で、彼らの人生のゴールは

達成しています。

 

あとは、仕事を人に迷惑をかけない程度にこなし、

休日は趣味を満喫していくことが彼らの幸せなのです。

 

そんな彼らに、

夢を持て!

といっても到底夢など描けませんし、仕事で高みを目指す素晴らしさを

コンコンと説いても、全く心には響きません。

 

なぜなら、彼らは今の状況に満足しているからです。

人は、快適な空間から出ることを最も拒みます。

今よりも仕事に励んだら、自分の時間を失ってしまいます。

大好きな趣味の時間が減ってしまう。

そう考えれば、誰だって仕事に励もうとは思わないのです。

 

世間の誤解その2 不満があるのに頑張れない人

 

これまでは、何不自由ない生活を送ってきた人がなぜ夢を持てないか?

向上心を持つことができないのかをお話してきました。

そして、今までを読んで

 

確かに不平不満のない人はそうかもしれない。

でも、最近の社員は不満ばかりを言うだけで、ぜんぜん頑張ろうとしないぞ!

 

と思う方もいるかもしれません。

ですが、ここにも一つ誤解があります。

 

不満ばかり言う社員。

 

今まで、普通の生活を送って来られなかった人。

貧乏で、家庭環境も悪く、自分の思うような人生を歩めなかった人。

こういう人々は、満足してしまった人とはまた違った理由で、

努力(コーチングでは不適当な言葉ですが)をしたくないのです。

 

その最大の理由は

自分は不満がある・満たされない人生を送ることが決まっている。

自分は頑張っても報われない人間だ。

という心理状態が当たり前になっていて、それが自分だと思い込んでいるからです。

 

幼い頃から、家庭環境が悪かったり、貧乏で一度も人生に満足感を味わったことのない人は、

欲を持つどころか、「自分は満たされない人間だ」というセルフイメージ(自分への固定観念)

を無意識に抱いています。

 

だから、不平不満をいっても「どうせ自分は何をしても報われない」

と向上心や成長意欲を自分で押さえ込んでいるのです。

これは、アドラー心理学の言葉を借りれば

 

自分が報われないのは、世間のせいだ。

という他人や社会に責任を押し付けることで、自分は悪くない。

という自分を正当化するための心理的手段です。

 

つまり、今までの人生に不満のない人も、不満しかない人も

今の自分を壊されたくない。という理由で、向上心や成長意欲を手放し、

「人生を悟った状態」になっていくのです。

 

満足もセルフイメージも他人からの刷り込みである。

 

では、彼らのような社員を持つ経営者や上司は、彼らを成長させることは

できないのでしょうか?

そんなことはありません。

 

ポイントは、

不満のない社員が到達した人生のゴールも、

不平不満ばかり言う満たされないことが当たり前という固定観念

この2つのどちらも、

親や世間からの刷り込まれたものであるということです。

 

人は、生まれた時からこんな人生のゴールや自分への固定観念は持っていません。

しかし、だんだんと成長し、言葉を理解し、家族と会話し、学校など社会と繋がっていく中で、

親や世間から、真面目に迷惑をかけずに働くことが、不自由のない生活を送るための秘訣であり、

 

不自由のない生活をするために、頑張りなさい。

とか、

お前は何をやってもダメだ。お前なんて何もできないやつだ。

世間は頑張っても報われない世界だ。

 

などの「他人の価値観やゴール」を徐々に刷り込まれていきます。

 

もちろん、子供の頃は反発をしたでしょう。

しかし、その刷り込みが傘って行くと勉強をすることも、人に迷惑をかけないことも、

全ては、不自由ない生活を送る。というゴールを達成するため。

どんなに頑張っても自分は報われない人間なんだ。

というゴールや自己イメージがそのこの中で固まっていくのです。

他人からの刷り込みに気づく。

 

この刷り込みは、語弊を恐れずに言うなれば、洗脳状態です。

 

親や世間から

お前は不自由なく暮らすのが一番いいんだ。

お前はどうやっても報われない。

という洗脳にかかれば、誰だって自分が本当に

そう思っている(願っている)と解釈してしまいます。

 

なので、まずはその自分のゴールや、自己イメージが他人からの刷り込みである。

ということに気づいてもらうことが大切です。

 

もちろん、いきなり新しいゴールや、自己イメージを持つことはできないでしょう。

しかし、

「今の自分の状況は、誰かが自分にあたかも自分が望んだ(選んだ)ように刷り込んだのかもしれない」

と意識するだけで、その頑張らなくても良い。という心理状態が揺らぎ出します。

 

まずは、意識にあげて揺らがせることが何よりも大切なのです。

 

分厚い氷の下に、何か欲しいものがある時、網をいくら伸ばしても氷が邪魔をして取ることができません。

まずは、氷、ここでいう「他人からの刷り込み」を溶かしていくことが、

やる気のない社員、成長しない社員に対しては重要です。

 

そのためには、ある種のショック療法が必要でしょう。

もちろん、ショック療法とは、

社長であるあなたが、成長すればこんな大成功ができると豪邸を見せることではありません。

 

なぜ、不自由ない生活、今の生活がその人のゴールなのか?

なぜその人は不平や不満があって当然なのか?

 

その社員自身に聞いてみることがいいかもしれません。

それも一回ではなく、なんども聞いてみることがいいでしょう。

そして、彼らが答えるその理由に対して、

「ふーん。俺はそうは思わないけどなー」

とだけこたえてください。

なぜそう思わないか。ということは、言わない方が良いです(ここがポイント)

 

相手になぜ、あなたが同意しないのかを想像させるのです。

氷の壁は、あなたには溶かせないのです。

逆側、つまり本人に溶けさせることが必要です。

質問をし続ける。

それに対して曖昧な否定だけを繰り返す。

誰かを成長させたいなら、まずは試してみてください。

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