プロフィール

涌田義信

わくた よしのぶ

 

奈良県生まれ 北海道在住

1988年生まれ

横浜市立大学を卒業後

某大手食品メーカーに就職し、1年半で退職。

その後、祖父の代から続く家庭用医薬品販売会社

わくた漢方(株)で3代目として活動中。

 

人は他人に決められた基準や数値ではなく

その人本来の姿であることがもっとも幸福である。

 

という哲学のもと、

他者が廃業や倒産していく斜陽産業である置き薬業界で、

過去最高の売上を更新。

 

お客様が本当に求めているものを見つけ、

情報化社会の中で伝統産業である

富山の置き薬の良さを北海道から各地に発信している。

 

私の家業への考え方

家業とは何か?について実際に家業を継いだ30代が改めて考えた

私が家業を継ぐ前と、継いでからの人生

 

◼️2011年、カゴメ株式会社に入社するも、

仕事の楽しさがわからず悩み続ける日々を送る。

 

◼️2012年夏、父の体調の関係でここぞとばかりに退社を決意。

すぐに家業を継ぐことなく、

単身南米のボリビアに学生時代自分が得意だった

バレーボールのボランティア指導員として渡る。

◼️2013年秋、家業の置き薬屋を継ぐための修行を他社で開始。

◼️2014年秋、家業である「涌田漢方株式会社」に入り、北海道へ移住。

 

しかし、

 

その後「時代」の流れにあわない家業に対してもどかしさと、

絶望を味わう。

売上は北海道に移住後みるみる低下。

 

医者の言いなり、

薬漬けになっている、

人々を目の前に何もできない自分への怒りと、

 

一軒一軒各家庭を回る

という時代の流れに逆らうようなアナログな仕事では

このまま廃れて廃業してしまうのではないか?と悩み続ける日々。

 

 

◼️2015年、友人の整体師と意気投合し

「日本の医療を変えたい!」という思いにかられる。

◼️2016年にはその友人とスタートアップ企業の創業し、

取締役に就任。

 

アメリカでは常識的に取り入れられているコーチングと出会う。

コーチング理論を駆使した社内管理を実施し、

創業2年目にして従業員一人当たりの年間売上を1200万円に伸ばす。

 

◼️2018年9月に取締役を退任。

自分は家業をもっともっと盛り上げて世の中に貢献できる!と確信し、

祖父の代から続く家庭用配置薬の3代目として活動する中で、

人々が健康で幸せに生きるために必要な「心」の問題に取り組むことを決意。

 

 

家業を継いだら未来に希望がなくなった

 

僕が家業を継いだのは、2011年の秋のことです。

それまでは、某大手食品メーカーで働いていましたが、

仕事の楽しさを感じることができず、

転職を考えていました。

 

ちょうどその時、

父の体調が悪くなり、

ここぞとばかりに家業を継ぐことを決意し

北海道へ移住したのですが、

 

それからの数年間は、

私にとってとても辛く厳しい毎日になります。

 

富山の置き薬は、

江戸時代から続く伝統ある業界です。

 

ですが、

江戸時代からほぼ進歩することなく、

今まで同じような商いを続けていました。

 

私の家業も同じように、

30年前のピーク時から、

どんどん売り上げも利益も下がっている状態でしたが、

 

 

私は、父や、古参の従業員から

家業のトップとしてのマインドや、

仕事の方法を教わり、

 

いつか父に追いつき、

よりよい生活を手に入れようと奮闘しました。

 

ですが、

時代遅れの商売に対する、

世間の目はとても厳しいもので、

顧客はどんどん少なくなり、

 

ついには開店休業の日が続くこともありました。

 

もちろん、

みるみる売り上げは下がり、

収入も下がり、

 

自分自身に対する自信も、

未来に対する希望も失っていったのです。

 

学んでも学んでも・・・

 

このままではいけない!

この辛い状況から抜け出したい!

 

そう思って、

ビジネス本を読み漁るようになり、

 

知識を吸収しようと努力しました。

 

本だけでは満足できず、

ビジネスセミナーなどに参加するようになりました。

 

先代社長である父にも

何度もアドバイスを求め、

 

学んだことを自分の家業に落とし込み、

少しでも家業の業績をよくしようと試みましたが、

 

残念なことに

全く上手くいきません。

 

私は家業に向いていないからダメなんだ。

父のように、先代のように自分はなれない。

 

そう考えていたとき、

 

最後にすがるように手に取ったのが、

「コーチング」についての本でした。

 

コーチングとビジネスの融合

 

コーチング理論とは、

 

人の可能性を最大限に広げていくための

脳科学や心理学、認知科学をベースにした

「人」を正しい方向に導くための科学的理論です。

 

コーチングとの出逢いによって、

私は、

 

“今まで自分が目指してきていたものの間違い”

 

に気づきました。

 

先代社長(父)のようになりたい。

世の中で成功者と呼ばれているあの人のようになりたい。

 

こんなふうに心のどこかで願い、

 

彼らがやってきたことを真似ることで、

少しでも自分の状況を変えていこうと思っていました。

 

しかし、

 

誰かのようになりたい。

 

という願いは言い換えれば、

 

今の自分を否定し、

自分を過小評価しているということです。

 

だからこそ、

 

自分で考えるということもせず、

自分が本当に目指したいことも

わからなくなったいました。

 

コーチングとの出逢いによって、

人生やビジネスにとってもっとも大切な

 

自分自身の信念・哲学

 

を深く理解するようになった時、

 

私の家業も、人生そのものも

大きく好転していったのです。

 

自分だけの哲学の力

 

人は他人に決められた基準や数値ではなく

その人本来の姿であることがもっとも幸福である。

 

という哲学のもと、

自分自身の魅力や強みを

100%発揮することができた時、

 

まず、

私の家業への取組みが大きく変わりました。

 

今までは、

父に教えられたこと、

本やセミナーで学んだことを

そのまま自分の家業に当てはめて、

「できない自分」にいつも落ち込んでいましたが、

 

自分だけにしかできないこと。

 

これを追求することで、

家業自体が楽しくなり、

お客様からの評判が一気に上がったのです。

 

今までは相手にされなかった方でさえ、

私の話や商品について興味を持ってもらえるようになり、

 

売り上げも私が家業を継いだころから120%増加し、

紹介による新たなお客様もたくさんいただけるようになりました。

 

そして何よりも、

 

家業が楽しい。

人生が楽しい。

 

こう思えるようになったのです。

 

対立が怖くない

 

当然、私のやり方を批判する人も最初は存在しました。

 

その筆頭が、

先代社長=父

です。

 

以前の私は、

父のようになりたいと思っていた部分があったので、

 

父に否定されること、

自分が尊敬している人に否定されるということは、

 

とても耐えられないことでした。

 

ですが、

 

「自分だけの信念・哲学」

 

を家業で追求しようと心に決めることができてから、

 

今までとは違うこと、

先代社長(父)とは違うこと

 

に対する恐怖心が消え、

 

自分がやりたいことにどんどん取り組むことが

できるようになったのです。

 

 

そんな私の姿をみて、

最初は全てに反対していた父も、

 

「お前の思うようにやればいい」

 

といつの間にか、

温かい目で私の毎日をみてくれるようになりました。

 

「家業にオリジナル」の大切さを

 

私は、

家業で自分自身のオリジナルを追求することで、

人生が大きく変えることができました。

 

そして世間を見渡してみると、

以前の私と同じように、

 

家業を継いでしまったことで、

人生に希望を持つことができなくなった人が

大勢いることがわかりました。

 

私は、特別な人間ではありません。

 

でも、

 

自分自身にしかできないこと。

自分が本当にやりたいことを

家業を通じて追求することができています。

 

家業を継ぐと言うことは、

 

親や家族のためだけでなく、

継いだ後継者自身が幸せになるための決断です。

 

以前の私と同じように、

家業を継いで苦しんでいる人の人生が

より良いものになって欲しい。

 

自分と同じように、

自分以外の誰かを目指して辛い人生を歩んでいる人たちに

本当の幸せを手に入れてもらいたい。

 

そういった思いを込めて、

この事業を立ち上げました。